3月18日 19日の2日間を使って 愛知県は渥美半島 田原市に農業視察に出かけてきました。
なぜ田原市にいったかというと 実は渥美半島 田原市は 北海道を除くと 全国で農業売上高が日本一なんです!
宮崎県や茨城県 新潟 東北 いろんな農業の盛んなところをすべて抑えての一位!! すごい! 一度行ってみたいと思っていたのです。
いや〜 半島ですからもっと観光地してるのかと思いきや あまり観光には力をいれている気配はうすく…
写真のように 海 丘陵にはキャベツやブロッコリの露地栽培 そして太田周辺ではあまり見ない 大きなハウスの連なる風景..
ここはまさに農業で成り立っているというかんじです。
人口6万人のうち 農業やっている人が1万人 しかも専業農家の比率がとても高い! いや〜珍しい地域です。
ハウスには メロンやイチゴなんかも見かけますが、ほとんどが花!! 特に菊は特産で シェアもかなり渥美半島でしめているようです。
今回尋ねさせていただいたのは そういう渥美半島で農協と喧嘩して、日本の農政と戦う つっぱり農家の (有)新鮮組 岡本重明さんです。
いや〜〜 気迫に満ちた 迫力のある風貌! まるで野生児のようです!
一変 緻密に計算された計画できちんと経営されており、たくさんのアイデアと工夫をしています。
まずは トラクターの替え刃の自社商品をもってます。 とても安く そして長持ちするんだそうです。 農家が部品つくって売っている!!
これだけでも驚くこと! そして独自のノウハウで農家のコンサル 刈り取り代行 そして中国に早くから進出し、去年からはついにタイでコシヒカリを作り出したんだそうです!
しかも8000ha!! 自分ひとりではなく共同している会社がいたとしても いきなり凄い!
しかもタイは 年間2〜3期作です!
二期作だとしても 日本で16000haしてるのと一緒!!!です。
なので 今度タイに視察に行こうと思います!
「俺は必ず一年で結果をだす!」
そう言い切る岡本さんは とても迫力があります。
が 大変ひょうきんで ちょっぴりエッチな(いや相当か)大変気さくな方でした。
でも 農政や農業のことには大変厳しく 農協や政府の批判もストレートで辛口ですが いってることは決して間違ってはいませんでしたし、自分も農業に関わって なんで!!!
と思うことがたくさんありましたから とても気持ちも理解できました。TPPが始まったら農業は滅びる!
そんなこといってるうちに TPPとは無関係に いまのままで滅びちゃいますよ というような政策がたくさんありますね!
今 だいぶ農家さんの法人も増えてきました。 農業経営 これからの時代に絶対に必要になってくると思います。
岡本さんが 今 力を入れているのは なにも海外だけではなく国内でも新しい試みにチャレンジしています。
岡本式 水耕栽培 とでもいいましょうか?
これも面白いです。
ふつう水耕栽培は非常に設備がかかりますが、岡本さんのは 普通の水耕栽培の1/10位!!
なんと 路地で しかも 電気は、ポンプを回す100Vモーターのみ!!!
これは色々な可能性を秘めていると思います。
多品種 小ロッドが手軽にできて どんなものをどこに売るか 販路さえ確保できれば 大変面白い農法だと思いました。
こんなに色々と 真剣に立ち上げて経営している方とお話ができ とても刺激になりました!
岡本さんこれからも色々勉強させてください!
忙しいなか ありがとうございました! もうすぐタイにもどられるそうです!
いや〜〜 パワフルですw
岡本さんの書いた本はこちら!!
農協との30年戦争