久々にブログのほうの更新です。 やはりFACE BOOKやったりしてると どちらになんの目的を持って書くか よく解からなくなってしまうので、こちらには長文を書きたいときに書こうと思う。
先週から今週にかけて 農業の著書を2冊ほど読んでいて 一つは 岡本重明氏の「農協との30年戦争」 もう一つは 農業生産法人 わ和郷園の代表 木内博一さんの 最強の農家の作り方 です。
農業と経営 最近こそよく耳にするようになったけど 20年くらい前では ちょっと考えられなかったし、農協の指導のもと 資材や機械を購入し、補助金をもらいながら何とか食いつなぐ。 これが普通で当たり前だったわけで、当時 農業経営なんて言葉は ほぼないに等しかったと思う。
が 事情が変わり始めているのが昨今で よく食料自給率が40%と耳にするけど、今 日本にはありとあらゆる食料が手に入り そこでも何でもたべることができて しかも コストも信じられないくらい安くなっている。 そう スーパーデフレ市場なんだということが解かった。 ましてこれから日本は人口減少 高齢化 さらに食は細り 市場に食料は余っていくわけだ。
だからこそ 「農業経営」というものが注目されてきているんだと感じた。
顧客のニーズを探り 今 どんな商品を いつ 誰がほしがっているのか? 自分のお客は誰なのか!
そういうことを考えて作物を作っていく それができたとき 初めてデフレのうねりから脱出することができるんだろう... 製造業と同じだ...
農協はきっと悪いのではなく そういう時代の変革に対応していけないだけで、決して悪いところばかりではないだろうと感じているし、岡本さんの著書には かなり過激に批判もあったけど、農協がなかれば成り立たない地域だってあるし、なかなか一概にはいえない気がした。
僕ら製造業も農家も漁師も 今 一番苦しんでるのは安売りだと思う。
消費者の立場になれば 安いものがあればそちらを選択するのが当然のような気がするが、安いものを喜んで買えば買うほど実は苦しくなるんじゃないかと
安いものって 基本的に海外の新興国 か 大規模農場で合理的に作られて入ってくるわけで、必然的に国産から離れていく。
なんかさ 子供のときって モノはもっと高くて 貴重で 大事にした記憶があるけど、今の大量生産大量消費ってのが デフレの最大原因なんだよな。
きちんとした対価を支払い 大切に使う これでいいんじゃないか!
が 政治と一緒で 市場ニーズには逆らえず デフレの渦の中でもがき続けていくのか..いやだな..
だからこそ しっかりと 本当のニーズを 小回りがきく小船で 釣り上げていきたいと感じました。
大船にはない 航海の仕方がきっとある!!